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生薬・漢方系材料 生薬・漢方系材料
「か」からはじまる生薬・漢方系材料はこちらです。
カイアポイモ末
カイアポ山地を中心に栽培されている白サツマイモのことです。
傷の治療や滋養強壮・止血・健康維持などに用いられています。

カイカ
別名:槐花米(かいかまい)・槐米(かいまい)ともよばれ、マメ科の落葉高木、エンジュの花および花蕾を用いたものです。
漢方では清熱涼血・止血の効能があり、鼻血や痔・血便・血尿・性器出血などの用いられる。とくに炎症性(熱証)の出血に適している。
一般に止血には炒った槐花炭(かいかたん)を用いる。民間療法では炒った槐花の粉末を歯肉炎の出血部位に塗布する方法があります。

薤白(ガイハク)
ユリ科のラッキョウの鱗茎、つまり食用とする部分を乾燥したものを用いたものです。
漢方では通陽・理気・止痛の効能があり、胸痛・腹痛・悪心・下痢などに用いる。
日本の民間療法でも食欲のないときに生のラッキョウに味噌をつけて食べるとか、腹痛に煎じて服用する方法がある。ただし、服用量が多いと胃粘膜を刺激しすぎるので注意を要する。また、切り傷や虫さされに生のラッキョウのすりつぶしたものを外用します。

艾葉(ガイヨウ)
キク科の多年草、ヨモギまたはオオヨモギの葉を用いたものです。
漢方では温裏・止血・止痛の効能があり、腹部の冷痛・下痢・鼻血・吐血・下血・性器出血・帯下・胎動不安・腫れ物などに用いられている。とくに産婦人科領域の止血薬や安胎薬としてよく知られている。
民間では全草を煎じた液を腹痛や貧血・痔の出血に、根を清酒に漬けたヨモギ酒を喘息に、生の葉の汁を切傷の血止めや湿疹・虫刺されの外用薬に、全草を浴場料として風呂に入れて冷え性や腰痛・痔の治療にとさまざまに応用されています。

柿の葉
別名:柿葉(しよう)ともよばれ、カキノキ科のカキの葉を用いたものです。
カキは生薬として色々に利用され、中国では止咳・止血薬として咳嗽や喀血・消化性潰瘍・血小板減少症などに応用されている。
日本の民間療法としては血圧効果作用のある健康茶として愛飲されています。ただし、カキ茶を長く服用していると便秘になることがあるので注意を要します。

夏枯草(カゴソウ)
シソ科の多年草、ウツボグサの花穂のみ、あるいは開花期の全草を用いたものです。
漢方では肝熱を清し、硬結を散じる効能があり、高血圧や結膜炎・羞明・眩暈・頸部リンパ節腫大・甲状腺腫・乳腺炎・乳癌・肺結核・帯下などに用いられる。とくに高血圧や目の炎症など肝熱症状や頸部リンパ節腫・甲状腺腫などの腫瘤の治療薬としてよく知られている。
日本の民間では利尿薬として膀胱炎(淋疾)や浮腫・腎炎に用いられています。

訶子(カシ)
別名:訶梨勒(かりろく)・唐訶子(とうかし)・ミロバランともよばれ、シクンシ科の落葉高木、ミロバランの果実を用いたものです。
漢方では止咳・止瀉・利咽の効能があり、咳嗽や下痢・嗄声・脱肛・血便・性器出血・帯下・遺精・頻尿などに用いる。とくに収れん・固渋薬のひとつとして慢性の下痢や咳嗽に対して常用され、利咽薬として声がかれたときにも効果があります。

何首烏(カシュウ)
別名:首烏(しゅう)ともよばれ、タデ科の多年草、ツルドクダミの魂根を用いたものです。漢方では補陰・補血・強壮の効能があり、眩暈・足腰の虚弱・筋骨のだるさ・子宮出血・遺精・下痢・痔などに用いられる。一般に肝腎の精血を補う抗老薬であり、陰虚による皮膚ソウ痒感や便秘のほか、黒髪を生じる代表的な生薬として有名です。

莪朮(ガジュツ)
別名:蓬莪朮(ほうがじゅつ)ともよばれ、ショウガ科の多年草、ガジュツの根茎を用いたものです。漢方では活血・理気・消チョウ・止痛の効能があり、腹部の脹満感や疼痛・腹部腫瘤・消化不良による食積を除く健胃作用もある。日本では俗に「弘法の石芋」とよばれ、民間の健胃薬としてよく知られています。

カッ香(カッコウ)
別名:広カッ香(こうかっこう)ともよばれ、シソ科の多年草、パチョリの全草を用いたものです。インドではパチョリを衣服の香料や浴場料に用いるほか、薬用としては鎮痛・解熱のほか、喘息や消化器疾患の治療に用いていた。漢方では解暑・健胃・止瀉の効能があり、夏季の感冒・頭痛・嘔吐・下痢などに用いる。芳香性の強い健胃整腸薬で、とくに夏の胃腸障害や暑気あたりなどの常用薬として知られています。

葛根(カッコン)
マメ科のつる性木本、クズの根を用いたものです。
漢方では解肌・透疹・潤筋・止渇・止瀉の効能があり、頭痛や肩こりなどの感冒症状・麻疹・筋肉の緊張・口渇・下痢などに用いる。そのほか中国では高血圧の随伴症状や狭心症・偏頭痛・突発性難聴などにも応用されている。
民間でも葛デンプンに砂糖を加えて溶かしたものを葛湯とよんで風の初期や腹痛に用いられています。

滑石(カッセキ)
別名:白陶土(はくとうど)・唐滑石(からかっせき)・軟滑石(なんかっせき)・硬滑石(こうかっせき)・タルクともよばれ、生薬としては軟滑石と硬滑石の2種類の滑石がある。軟滑石は天然の含水ケイ酸アルミニウムからなる粘土鉱物、加水ハロサイトのことです。また、硬滑石は鉱物学上の滑石(タルク)のことで、天然の含水ケイ酸マグネシウムである。 漢方では利水・通淋・清熱の効果があり、排尿障害や浮腫・夏期の口渇・下痢・皮膚潰瘍などに用いる。とくに膀胱の熱を瀉して排尿を促進するので膀胱炎に適し、また暑熱を解して利湿するので熱射病などによる口渇や煩躁・下痢などにも応用される。さらに外用薬として湿疹や皮膚潰瘍に用いられています。

鹿子草(カノコソウ)・吉草根(キッソウコン)
別名:蜘蛛香(ちちゅこう)・吉草根(きっそうこん)ともよばれ、オミナエシ科の多年草、カノコソウの根および根茎を用いたものです。
吉草根のチンキは鎮静・鎮痙薬として動悸やヒステリー症状、あるいは虚脱状態の興奮剤として用いられている。セイヨウカノコソウは英名をバレリアンといい、欧米では不眠・頭痛・神経症の治療薬としてよく知られています。

カミツレ
別名:カミルレ花・カミモール・カモマイルともよばれ、キク科の1年草、カミツレの花もしくは全草を用いたものです。 紀元前2千年前の古代バビロニアでも薬として使用されたといわれ、現在でもヨーロッパの代表的な民間療法のひとつです。芳香性苦味健胃薬や発汗薬、消炎・抗アレルギー薬、鎮静・安眠薬、駆風薬として幅広く用いられるほか、香料としてリキュールや香水、シャンプーなどにも利用されている。 風邪の初期や頭痛・下痢には花ひとつまみに熱湯を注ぎ、カミツレティーとして飲む。また、リウマチや痔疾・冷え性・心身の疲労などに花や茎葉を木綿袋に入れて浴場料として使用されています。

カヤツリソウ
カヤツリグサ科のカヤツリソウを用いたものです。

カヤノ実
別名:榧子(ひし)・榧実(ひじつ)ともよばれ、イチイ科の常緑高木、シナガヤの種子を用いたものです。
漢方では殺虫・潤肺の効能があり、穏やかではあるが広範囲の駆虫薬として用いる。鉤虫やギョウ虫・条虫・フィラリアなどへの効果が報じられています。煎剤や丸剤としても用いるが、炒ったものをよく噛んで食べる方法もある。また疳積や乾燥性咳嗽・便秘にも用いられる。
日本ではカヤの実を炒って粉末にしたものを寄生虫や小児の夜尿症の治療に用いる。
民間では堕胎薬としても用いられていた。

瓜呂根(カロコン)
別名:天花粉(てんかふん)・花粉(かふん)ともよばれ、ウリ科のつる性多年草、トウカラスウリまたはキカラスウリの根を用いたものです。
漢方では潤肺・止渇・排膿の効能があり、発熱による脱水傾向・乾燥性咳嗽・口渇・煩躁・化膿性疾患などに用いる。また、中国では瓜呂根から抽出した注射液を胞状奇胎や人工中絶に応用されていた。根のデンプンは天花粉といい、かつて乳児の汗疹の治療に用いられていました。

瓜呂仁(カロニン)
別名:か楼子(かろうし)・か楼仁(かろにん)ともよばれ、ウリ科のつる性多年草、トウカラスウリまたはキカラスウリの種子を用いたものです。漢方では潤肺・化痰・通便・排膿の効能があり、咳嗽・粘稠炎・便秘・腫れ物・乳汁不足などに用いられている。民間では尿や母乳の出をよくするためにも煎じて服用されています。

乾姜(カンキョウ)
ショウガ科の多年草、ショウガの根茎を乾燥させたものを乾姜といいます。ただし、ヒネショウガを乾燥しただけのものは生姜(別名:乾生姜)といいます。
漢方的に説明すると、生姜は辛温で発散がの作用が強く、感冒や嘔吐の常用薬であるのに対し、乾姜は熱性が強く、体内の冷えによる症状(裏寒証)の治療に用いる。乾姜のおもな効能に温裏・補陽(回陽)・化痰などがあります。

甘草(カンゾウ)
別名:国老(こくろう)ともよばれ、マメ科の多年草、ウラルカンゾウまたは、その他同属植物の根および根茎を用いたものです。 甘草は漢方薬の中では最も多く配合され、他の薬物の効能を高めたり、毒性を緩和することから国老という別名もある。カンゾウは洋の東西を問わず古くから薬として用いられています。 漢方では補気・清熱解毒・止痛などの効能があり、胃腸の虚弱・虚労・腹痛・下痢・動悸・咽喉腫痛・消化性潰瘍・腫れ物・薬毒などに用いられる。一般に甘草を生で用いれば清熱解毒の力が強く、炒めて炙甘草にすると補気作用が強くなる。また、「百薬の毒を解す」といわれるように他の生薬の刺激性や毒性を緩和する目的でも配合される。 甘草の多量投与による副作用として浮腫・高血圧・低カリウム・血症などの偽アルドステロン症、ミオパチーなどが知られており、とくに高齢者や女性、また利尿剤併用時に注意する必要があります。

款冬根(カントウコン)
キク科の多年草、フキタンポポの根を用いたものです。

カワラタケ
タコウキン科のキノコの1種です。広葉樹の枯れ木や切り株などに屋根瓦のように重なって生えています。

花椒(カショウ)
別名:蜀椒(しょくしょう)・川椒(せんしょう)ともよばれ、ミカン科の落葉低木、カホクザンショウの果皮を用いたものです。漢方では温裏・止痛・駆虫の効能があり、消化不良・胃内停水・腹痛・嘔吐・咳嗽・関節の痛み・下痢・歯痛・回虫症・陰部ソウ痒症などに用いる。とくに花椒は脾胃虚寒つまり、胃腸が冷えて生じる腹痛や下痢の常用薬として知られています。

海金砂(カイキンシャ)
別名:海金砂(かいきんしゃ)ともよばれ、フサシダ科(カニクサ科)のつる状シダ植物、カニクサの胞子を用いたものです。
漢方では清熱解毒・利尿・通淋・消石の効能があり、尿路感染や尿路結石・浮腫・上気道炎や咽喉炎・耳下腺炎などに用いられています。

海桐皮(カイトウヒ)
マメ科の落葉高木、デイゴの樹皮を用いたものです。幹や枝に太いトゲがあるため刺桐の名がある。デイゴは沖縄の県花でもあり、赤い花が美しいので庭木や街路樹に用いられています。漢方ではキョ風湿・止痛・止痒の効能があり、関節の腫痛・下痢・歯痛・疥癬などに用いる。とくに関節リウマチなどによる腰や膝の疼痛やしびれ、下肢の炎症に用いられています。

ガラナ
ムクロジ科のつる性植物、ガラナの種子を用いたものです。
水性エキスはガラナ茶とよばれ、アマゾン川流域の現地ではガラナエキスをチョウザメの舌などで削り、熱湯に溶かして服用します。興奮嗜好性飲料として強壮・催淫の効果があることで有名です。

寒天(カンテン)
紅藻類テングサ科の海藻を煮て溶かして固めた「ところてん」をさらに凍結乾燥したものを寒天といいます。一般にテングサというとマクサのことであるが、寒天の原料にはヒラクサも用いられている。
寒天の主成分はアガロース、アガロペクチンなどの多糖類で、消化吸収しにくく、低カロリー食としても知られている。粉末のまま服用すると保水力が強く膨潤するため慢性便秘の改善にも利用されています。

甘遂(カンツイ)
トウダイグサ科の多年草、カンスイの根を用いたものです。
漢方では通便・逐水の効能があり、大・小便不通・浮腫・胸水・腹水などに用いる。激しい瀉止作用と利尿作用があるため峻下逐水薬のひとつに分類され、臨床的には滲出性肋膜炎による胸水、肝硬変による腹水、腎炎による浮腫などに応用されています。ただし、毒性が強く、激しい瀉止作用があるため、一般に妊婦をはじめ体力の低下しているものには使用しないこと。

款冬花(カントウカ)
キク科の多年草、フキタンポポの花蕾を用いたものです。
漢方では止咳・潤肺の効能があり、咳嗽・喘息・咽喉の痞塞感に用いられている。鎮咳の常用薬で、寒熱・虚実を問わず一切の咳嗽に用いることができます。

旱連草(カンレンソウ)
キク科の1年草、タカサブロウの地上部全草を用いたものです。
漢方では清熱涼血・止血の効能があり、吐血・喀血・血尿・下血・性器出血・若白髪・淋病・帯下・陰部湿疹などに用いられている。さまざまな出血に用いられるが、とくに血尿には効果があり、生の旱連草とオオバコ(車前草)を混ぜた汁を服用する。また、切傷にも生の汁で湿布すると効果がある。
日本では結膜炎に洗顔液として、インドでは下剤や強壮剤、子どもの下痢などにも用いていたといわれています。

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